Backing time

Episode19-319 2016年7月21日10:04のiOSメモより 自分は数年前から文字に興味を持っている。文字はコミュニケーションツールの中でも視覚で認識するものだ。言語であるため伝えることを目的とし、正しく伝われば線や点で構成されたその記号が持つ「伝達」という役目は果たされる。それが文字というものの本質である。しかし、文字を考え視覚的により良く相手に伝える、または形や並べ方に意味を持たせようとした時、「伝達」という単純な価値を超えた存在になる。文字の扱われ方自体も国またはその言語の文化と言え、社会を視覚的に形づくる要素と考えれば、各言語(国)の文化レベル(心の豊かさ)を測ることができる。もともとその言語が持っている形や表現力に加え、その文章で誰が何を誰に伝えるかをよく理解し、それにあった、またはそれ以上に視覚的に伝えることができ、フォント(デジタル、アナログともに)を選び、正しく、または意図的に組むことは、その言語に「敬意を払い、愛する」ことだと思う。幸い自分たちは日本という国に生まれ日本語という言語を持っている。日本語は他と比べても形や意味も様々で表現力に富んでいて、整理されていて「深い」愛すべき言語だ。自分が大好きな英語は表現方法が少ないがゆえに一単語に多数の意味をつけて表現し、その曖昧さを利用して表現、創造性を生んでいる。表現方法が少ない代わりに簡単で世界共通語にふさわしいグローバルで形の美しい言語で多くの人に愛されている。言語を愛するということはその言語を楽しむことであり誇りを持つことである。しかし文字で美しく伝達すること以上にレベルの高い愛情表現が存在する。それは文字そのものを意図的に魅せることだ。

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