Episode21-211

何が不幸で

何が幸せで

何が普通か。

文明とはとても謎めいた生物だ。

俺らはその細胞みたいなもの。

出来ることは少ないものの

皆それぞれの役割を求めて生きているが

結局はその生物が生きる為のシステムに組み込まれ、生かされていることに過ぎないのかもしれない。

そんなつもりが無くても、互いのためを想って行動したことが

その文明の発展という欲望に貢献し、

間接的かつ直接的に他者を追いやる結果となる。

細胞同士で争いあうこともあるのだから、悲惨かつ惨めである。

自分自身が

一人称、血脈の細胞の一つであり、

国の細胞の一つであり、

地球の細胞の一つである。

天の川銀河に位置する地球という一つの細胞である。

そしてマルチバースの中の僕たちの宇宙という一つの細胞かもしれない。

つい最近、写真を撮りながら自転車を片手で運転し、坂を下っていた。

被写体に夢中で、回避行動はしたものの頭を強打して血を流した。

その時、僕の頭の中の細胞の一部が死んだかもしれない。

小学生の頃の迷信によれば、頭を叩かれると細胞は一億個死ぬそうだ。

誰かの命が途絶えた。

しかし、自分はそれを認識する事すら出来ない。

自然界のルールに似ている。生まれて死ぬ。

死んだら体は分子に分解され、何らかの姿かたちでこの世界に生まれ変わる。

我ら星の子と言うように、宇宙誕生初期に消滅した天体の物質で僕たちの身体は出来ている。

そのルール、ループ、無秩序の秩序から

抜け出そうと奔走する生物。資本主義社会。

安心など実在しないこの世界に抗い、

目先の安心感を得ようと協力し、麻痺して

争う。

僕たちはガン細胞だ。

もう止めることは出来ないのだろうか。

僕たち人類が滅びても、地球は生き続ける。

天の川銀河に於いては認識すらしないだろう。

こんなど田舎に生まれた奇跡の楽園が人類によって壊されようとも。

違いを受け入れよう。

俺はただ信じたい。

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